この間の大雨凄かったですねー。被災された方々には謹んでお見舞い申し上げます。
さて、僕の住む由布市でも避難準備、高齢者避難開始の通知が市内全域市民全員に出されました。僕の記憶ではこれは初めてでした。そこで感じた事等を書こうと思います。
今回「避難準備情報」が知らされました。これは緊急性や危険性によって序列があり、
避難準備情報→避難勧告→避難指示→避難命令
という順番で危険度や警戒度によって変わっていきます。避難指示まで出た経験はなかなかないですけど避難勧告はたまにありますよね。今回は大雨、集中豪雨について思った危機管理について書こうと思います。
まずは避難場所について。
僕の住んでいる地区では最寄りの避難場所が庄内中学校、もしくは西庄内小学校になります。
家は結構山の中にあるので、土砂崩れの心配とかを知人から心配されたりもします。
避難勧告が出た場合にじゃあまず避難するのかというと僕はちょっと躊躇します、状況をみて避難しない方が多いかもしれません。
これは「うちは大丈夫や」という楽観的な判断ではなく、大雨が降ってる状況で避難場所まで移動する道中のリスクと、今いる場所の地形を含めた危険性のリスクを天秤にかけた上でリスクの低い方を選んだ判断なんですよね。何があるかわからない中「うちは大丈夫」という楽観的な判断と「避難って言ってるから避難しよう」という安直な判断は考えてないという観点からすると同じ行動と思います。
①川の近くに住んでいて川から離れた位置にある避難所に避難する。
②川から少し離れた位置に住んでいて川を挟んだ対岸側の避難所に避難する。
③山際に住んでいて土砂崩れを警戒して避難所に避難する。
④山の中腹に住んでいて土砂崩れを警戒して避難所に避難する。
同じ区域でも今いる場所によって状況が違ってきます。①と③は雨が凄かろうが一刻も早い避難をした方がリスクを減らせると思います。②と④はどうでしょう?道中の方が私は危険に思えます。②の場合は川を渡り避難所に行くよりも川に近寄らず安全な場所を自分で探した方がいいでしょうし、④の場合もドシャ降りの中山から降りて避難所に行くよりも待機して天候がおさまってから判断した方が危険は少ないと思います。
避難勧告や指示等を信用しないという話ではないのですが、自治体も市町村合併によって広大な区域になりそれに対して緊急に情報を出さないといけない為、細かい地区の地形や状況などは把握していないでしょう。避難所へ行ってる道中に土砂崩れに巻き込まれたり川に流されたりする危険がある区域を通るのはリスクが高いので自分の居る場所を冷静に分析把握して、「待機」か「避難」か「避難」するならば「いつ」「どこ」に避難するかを見極める必要があると思います。
できる事なら地区等で話し合って決めておいたり、協力しあって一時避難所を設ける等も必要なのかなと思います。一番良いのはそれを行政の主導で行い、細やかな地区ごとの災害におけるマニュアルをきっちり作って浸透させるのがより迅速な避難や、防災に役立つんではないですかね。
まあほんと大雨においてうちの場合ドシャ降りの中、山から約5kmの道のりを降りて避難所に行く方がほんと怖いんで待機した方が絶対的にリスクが低いんですよね。
これから経験の無いような豪雨や色々とあるかもしれませんが、自分の命や家族の命を守る為しっかりした状況や地形、危険度の把握をしていかないといけないなと思う訳でした。